架空の観測所「昏図」が発行する、観測されなかった天体のカタログです。曇った、担当が死んだ、日誌の頁が破れていた——番号だけが振られて、誰にも見られなかった十六の座標を収めています。観測所も天体も記録もすべて創作で、サイト上でその旨を明示しています。

サイト全体が一枚の暗い星図でできていて、ページという区切りを持ちません。個票へ移ればカメラがその座標へ寄り、戻ればズームアウトする。ナビゲーションと情報構造が同じものになっています。例外は索引だけで、ここでは星図が背後に沈み、普通の平面のリストになります。

観測された星は光として描かれますが、収録された十六件は破線の輪で示され、輪の中は空です。見られなかったものを明るい点で描くのは筋が通らないので、標だけを置きました。

星図は canvas 2D で、二千六百個の星を決まった種から生成しています。WebGL は使っていません。個票と索引は静的なHTMLとして書き出してあるので、JavaScript が動かない環境でも本文は読めます。